令和6年能登半島地震で被災、江戸中期より紡ぐ建物を再建し、憩いの時間を – 七尾市の酒蔵カフェICOUがクラウドファンディングを開始

能登半島を襲った未曾有の大震災

2024年1月1日午後4時10分頃、石川県能登地方を震源とするマグニチュード7.6の地震が発生しました。この地震は、七尾市を含む能登半島全域、富山県、新潟県に大きな被害をもたらしました。

令和6年能登半島地震で被害を受けられた皆様に、心よりお見舞い申し上げます。被災された皆様の心身の苦痛は、想像を絶するものです。私たちは、皆様の苦しみを分かち合い、一日も早い復興を願っています。

七尾市のカフェICOUは、江戸中期から続く歴史ある建物を利用したカフェとして、地域の人々に愛されてきました。しかし、令和6年能登半島地震で大きな被害を受け、建物の一部が倒壊するなど、営業継続が困難な状況に陥りました。

令和6年能登半島地震によって、ICOUは大きな被害を受けました。建物の一部が倒壊、壁や天井にひび割れ、家具や食器の破損など、甚大な被害を受け、営業継続が困難な状況に陥りました。

自宅はほぼ倒壊寸前の状態で、息子２人と住むところさえ失ったので、資金的にも、気力的にも、難しいです。応援してくれている皆さんがそれをわかってくれているのも、とても伝わってきて、有難さと心苦しさで、思考放棄する日々でした。

建物の被害と合わせて、一か月経った今でも水が出ず(2/10時点)片付けも進みません。時間、費用、気力、どれも再建できるまでのイメージも計画も出来ず、毎日が過ぎました。再建は諦めるしかないと、毎日思っていました。

「自分の力だけでは手に負えず、解体のするしかないとしか思えず。頭の中は、あきらめる理由しかなかった。そんな中で周りの人は、どうしたら再開出来るか考えて下さる方ばかり。有り難くて有り難くて、心強かった。」と店主の白藤さんは、当時の心境を振り返っています。

ICOUの建物は、江戸中期に建てられた酒蔵を改装したもので、趣のある空間が特徴です。店内には、当時の面影を残す梁や柱などがそのまま使われており、歴史を感じながらゆったりとくつろぐことができます。

地元の食材を使い、かつ体に優しい料理やスイーツを提供し、訪れる人との会話を大切にしながら、温かみのあるおもてなしを提供しています。

ICOUは、地域の方々にとって、また観光で訪れる方々にとって、単なるカフェではなく、心安らぐ「第二の我が家」のような存在でした。

店舗と自宅の被害状況から、当初は諦めるしか選択肢がなかったといいます。

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そんな状況で白藤さんを支えてくれたのは、炊き出しでした。

炊き出しをしている時は、沢山の野菜を切って、煮て、温かいお料理が出来ることだけ考えて、あっという間に時間が過ぎていく。調理して届けると、沢山の笑顔が見れて嬉しくて、ほっとしました。

ICOUのこれからを考えても考えても、答えの出ないまま、炊き出しを続けていく中で、食のエネルギーと食事を囲んでみんなの心がほぐれていくような癒しのひととき。これが飲食店をやりたいと思った根源だなと改めて実感することができました。

白藤さんは、「この大好きな歴史ある建物を、そして地域の人々の憩いの場を守りたい」という強い思いから、建物の再建を決意しました。しかし、再建には多額の費用が必要であり、自力での資金調達が困難な状況でした。

そこで、ICOUはクラウドファンディングを通じて、支援を呼びかけることにしました。目標金額は1,000万円で、集まった資金は建物の修繕費に充てられます。

ICOUのクラウドファンディングは、READYFORにて実施中です。プロジェクトの詳細や支援方法については、以下のページをご覧ください。

能登半島地震で被災、江戸中期より紡ぐ建物を再建し、憩いの時間を
https://readyfor.jp/projects/icou_nanao138422?sns_share_token=b7bcfe7ab6bed230282d

歴史と伝統、そして温かいおもてなしを受け継ぎ、ICOUが再び地域の人々の憩いの場となることを願っています。

ICOU
〒926-0808　
石川県七尾市木町1-1
Tel／0767-57-5797
Web／https://i-company-u.com/

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