暗号資産とは何か?将来のための資産運用術
こんにちは!
えみ@脱ぐフルエンサーです。
令和元年も6月に入り、そろそろ「令和」に馴染んできた頃でしょうか。
さて、暗号資産界隈に新しい動きがでてきたので、ご報告します。
去る5月31日(この記事執筆の2日前)
参院本会議で改正資金決済法・改正金融商品取引法が可決しました。
これは、仮想通貨交換業者、取引に関する規制強化策を盛り込んだ法案です。
具体的な内容としましては、
・施行は2020年4月施行予定。
・仮想通貨の呼び名を暗号資産に改める。
・証拠金取引のレバレッジを抑える。
・相場操縦・風説の流布の行為を禁止。
といったものです。
投資家保護の為に作られたものですが、この事をきっかけに、新規のユーザー流入を期待したいものですね。
今回は「暗号資産に興味があるけどイマイチ分からない」というような方に、参考にして頂きたいと思い書きました。
ぜひ、ご覧ください☆
暗号資産とは?
現在は、まだ仮想通貨や暗号通貨と呼ばれていますが、本文では「暗号資産」と記述していきます。
暗号資産とは一言でいうと、暗号を用いて安全性を高めた実体のない通貨 のことです。
「ん?」と思いますよね。
「電子マネーのようなもの?」ー 違います。
似て非なるものです。
実体のない通貨
私たちが、普段使っているお金は、硬貨や紙幣といった実体のあるものです。
ですが暗号資産は、目に見えるものではありません。
そのあたりは、電子マネーと似ています。
暗号資産も電子マネーも、デジタルデータによって管理されています。
ただし、両者には微妙な違いがあります。
電子マネーと暗号資産の違い
硬貨や紙幣は、特定の国家が発行しています。
電子マネーも、運営会社が発行しています。
たとえば、SuicaやPASMOは鉄道会社が発行していますし、nanacoであればセブン&アイHDが発行しています。
一方、暗号資産の場合、発行体が存在しません。
暗号化した技術を用いて、ネット上で管理・取引を行います。
実体を伴わない、データをやりとりする点では似ていますが、上記のような違いがあるという事ですね。
暗号を用いて安全性を高める
2014年にマウントゴックス事件 が起こりました。
この事件をきっかけに「暗号資産=安全ではない」というイメージがつきました。
コインチェック事件 は知っている方も多いと思います。
この事件が「暗号資産はいつ消失してもおかしくない」という世評を決定づけました。
ですが、これらの事件は取引所のセキュリティに問題があったわけで、暗号資産の安全性とは全くの無関係です。
暗号資産は「公開鍵暗号方式」が採用されていて、鍵はネット上でやりとりしないので、安全性は非常に高いです。
簡単に言うと、暗号資産を管理するパスワードは自分にしか分からない、という事です。
大事なのはどこに保管するか、という点です。
暗号資産のメリット
まず第一に、非中央集権的 である事ですね。
特定の国家や、金融機関に管理されるものではない、ということです。
戦争やクーデターが起こった場合など、法定通貨は突然の預金制限が起こりえます。
ですが、暗号資産の場合、そのような制限とは無関係です。
「日本は無関係だよ」と思われるかも知れません。
ですが、実際に日本でも預金封鎖が過去(1946年)に起こりました。今後も、起こりえないとは言い切れません。
二つ目に、インフレに強い ことがあげられます。
インフレとは物価上昇のことですが、言い換えると「お金の価値が下がる」という事ですよね。
今年の10月に消費税の増税が予定されていますが、仮に消費税10%に引きあがったとしましょう。
いま、お財布の中にある1万円は、実際には9,000円の価値になるという事です。10%は消費税でとられますので。
実際にベネズエラのように、暗号資産を用いてハイパーインフレの対策に功を奏した国もあります。
そのほか、海外送金が安い、土日・祝日でも送金ができる、など多くのメリットがあります。
暗号資産のデメリット
第一に、ハッキングなどによる消失の可能性 ですね。
前述の通り、保管先の取引所や、ウォレットからハッキングされて無くなる危険性があります。
ハッキングでなくとも、秘密鍵を失くしてしまって、引きだすことができないケースもあります。
二つ目に、保証がない という事です。
上記のようにハッキングされたり、秘密鍵を失くしてしまうと、どこも保証してくれません。(コインチェックは一部補填してくれましたが。)
基本は完全自己責任です。
暗号資産の将来性
暗号資産の根幹をなすものは、ブロックチェーンという技術です。
ブロックチェーンとは、暗号資産の取引履歴が詰められたブロックが、時系列で鎖状に伸びたモノの事です。
そして、この取引履歴に不正がないかどうか、不特定多数が検証して承認する仕組みになっています。
この技術が、管理する者がいなくても、不正を排除して低コストで送金・取引する事を可能にしました。
現在では、銀行・病院・小売業者など多くの分野で使用、応用されています。
ブロックチェーンは、今や次世代の技術として世界中に広がっており、それが暗号資産の評価を高め、通貨上昇へ繋がる可能性が高いというわけです。
将来のための資産運用として
先日、5月22日に行われた金融庁の金融審議会において、衝撃の発表がありました。
「年金だけでは満足な生活水準に届かない可能性がある。」
「老後は年金だけに頼らず自助努力すること。」
こんな事を、国が公表しているわけです。
毎月支払っている国民年金・厚生年金が、将来どのように支払われるかは分かりません。
もしかして、ほとんど支払われない可能性もあるかもしれません。
1つハッキリした事は、国に頼る事はできない、という事です。
今後は自分の力で、将来生きていくためのお金を、稼いでいくしかないという事ですね。
将来の年金の代わりを、暗号資産で増やしていくのはアリ。 https://t.co/isWKLMxAfK
— えみ♨脱ぐフルエンサー (@emicc4) June 1, 2019
1つの選択肢として「暗号資産」での、資産運用も考えてみてはどうでしょうか。^^
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