クロスエクスチェンジ マージントレーディングとは? FXとの違いは?
こんにちは!
えみ@脱ぐフルエンサー です。
最近ブログをさぼり気味なので、「このままではイカン!」と思い執筆に至っています。笑
マージントレード、馴染みのない取引だけどFXに限りなく近い。一通り取説読んで概要は把握。
ただ文章に落とし込む作業が、どうしたものか…難解です。。
近々まとめます…✍ https://t.co/c74f0SABaM— えみ♨脱ぐフルエンサー (@emicc4) September 11, 2019
昨年11月末にオープンしたクロスエクスチェンジ(以下:クロス)に、マージントレードが実装されました。
ただ、マージントレードってなに? と、耳慣れない言葉に戸惑っている方も多いのではないかと思います。
証拠金や維持率など、基本的な部分を吉田編集長がまとめているので、ぜひこちらを参考にしてみてください^^
わたしはマージントレードの経験はありません。FXが主戦場なので本稿ではFXとの比較をしながら解説していきたいと思います。
そもそもマージントレードって何?
古くはアメリカで生まれた証拠金制度が日本にも伝わり、信用取引として現在でもつかわれています。
信用取引を昔はマージン取引と呼んでいて、関西では今でもマージン取引と用いられています。クロスの開発者に関西人の方がいるのかもしれませんね。
アメリカでは、現物株のみを行う取引口座(キャッシュ口座)と、信用取引のできる口座(マージン口座)とに別れています。
クロスでも現物取引と信用取引(マージントレード)ができるようになった、という事ですね。
マージントレードの主な仕組み
では、マージントレードの主な仕組みをざっくりと解説していきます。
① 現物取引よりも少額の金額で取引を行うことができます。
② 値上がり狙いだけでなく、値下がり狙いの取引を行うことができます。
③ 取引できる銘柄は限られています。
④ 取引手数料とは別に賃料がかかります。
⑤ 運用期間に期限が定められています。
現物取引との大きな違いはこのような感じですね。因みにFXとの共通点は①、②、③です。
それでは、1つずつ説明していきますね。
少額の金額で取引を行うことができる
クロスのマージン口座ではレバレッジをかけて取引を行うことができます。
クロスのマージン口座では最大10倍までレバレッジをかけることができます。
つまり、100万円分の取引を10万円の手持ち金(証拠金)で行えるということですね。
資金効率が良いというメリットがある反面、資金配分を間違えると想定外の損失になることもあるので、注意が必要です。
値上がりだけでなく、値下がり狙いもできる
FXや信用取引を行っている方にはお馴染みの手法ですね。
クロスのマージン口座では新規注文に、マージン買いとマージン売りとがあります。
マージン買いとは値上がりすればプラス、値下がりすればマイナスです。
マージン売りはその逆で、値下がりすればプラス、値上がりすればマイナスです。
どちらも、最大レバレッジ10倍まで取引することが可能です。
取引できる銘柄は限られている
現物取引では上場している銘柄すべてが取引できます。
証拠金取引・信用取引においては、金融取引所が指定した銘柄のみが取引できます。
FXでもメジャーな通貨(取引量の多い通貨)が選ばれていますよね。
クロスのマージン取引ではビットコインのみ取引できます。
取引にはUSDTでビットコインを買う仕組みになっています。
取引するのに賃料がかかる
現物取引も信用取引も取引に委託手数料がかかります。
株の信用取引は、それ以外に取引状況に応じていくつかの費用がかかります。
金利、賃株料、信用管理費、逆日歩などなど。
クロスのマージン口座では、借入手数料がかかります。
その借入手数料ですが、次のような計算式となっています。
借入手数料=借入期間(時間)×借入金額(借入した時点でのUSDTレート)×金利
「さっぱり分からない・・。」
と皆さんの声が聞こえてきそうです。わたしも理解するのに、かなり時間がかかりました。笑
たとえば、1週間1BTC分のマージントレードを行ったとします。
(24時間×7日)×10,300 USDT(9月15日現在)×0.00166667%(固定金利 ※今後見直しあり)=28.84 USDT
という計算になります。これでもピンとこないので、日本円にすると100万円を最大30日間借りて約12,000円(1.2%ほど)かかる、といったところですね。
ロックアップなしのXEXから払うことができますので、XEXの残高が十分であれば問題ないかと思われます。
運用期間に期限が定められている
マージントレードを行うためには、普通口座からマージン口座に資金を移動します。
マージン口座に資金保管の期間は無期限ですが、新規注文を出してから取引期間は最大30日間です。30日をすぎると自動的に決済されます。
このあたりはFXとは違う点なので、取引中は気を付けましょう!
なお他の取引所(バイナンスなど)では、コインの借り入れ・返済はユーザーが行う作業ですが、クロスのマージン口座では自動化されているそうなので、うっかり借りっぱなしで借入手数料を払い続ける心配はなさそうですね。
マージントレードの注文の出し方
最後にクロスのマージントレードの注文方法ですが、FXでいうところの【イフダンOCO注文】方式となっています。
「イフダン・・オーシーオー・・!?」
耳慣れない言葉かも知れませんが、簡単にドル円で説明すると以下の通りになります。
現在108円とします。このときに・・。
『107円になったら1枚(1万通貨)買います。』
『成立したら、109円になったら決済します。』
『さらに106円になっても決済します。』
これがイフダンOCO注文です。
109円になったら利食い、106円になったら損切り、値段が成立後2つの注文を予め出しておく注文の事ですね。
これをクロスのマージントレードに当て嵌めると・・。
『10,200 USDTで1BTC買います。』
『10,400 USDTになったら決済します。(利食い)』
『さらに10,100 USDTになっても決済します。(損切り)』
というようになります。上記はマージン買いの場合ですがマージン売りの場合、次のようになります。
『10,400 USDTで1BTC売ります。』
『10,200 USDTになったら決済します。(利食い)』
『10,500 USDTになっても決済します。(損切り)』
実際の注文画面には、注文成立後の借入手数料(24時間)が自動計算されるので助かります。
まとめ
クロス公式サポートに質問を行いながら、できるだけ簡単に解説したつもりですが、わたしも「これはかなり難しい」という印象を受けました。
FXに慣れてしまっているせいか、実際に取引してみないと、感覚を掴めないというのが正直なところです。
まずはレバレッジを低くして、少しずつ取引していく事をお薦めします。
改善点なども合わせて、サポートに提出しておきました。
マージントレードを機に、クロスが盛り上がってくれると良いですね☆
最新記事 by えみ@脱ぐフルエンサー (全て見る)
- 消費税増税で為替は大きな「円安」になる!?【増税後を検証してみた】 - 2019年10月2日
- クロスエクスチェンジ マージントレーディングとは? FXとの違いは? - 2019年9月15日
- FOMC(連邦公開市場委員会)とは何か? - 2019年7月27日
この記事へのコメントはありません。