クロスエクスチェンジにFX機能が搭載予定【どんな感じになる!?】
こんにちは。
えみ@脱ぐフルエンサーです!
いま暗号資産界隈で話題になっている「CROSS exchange(クロスエクスチェンジ)」
当サイトでも度々紹介されていますので、もうご存知の方は多いハズ。
その「CROSS exchange(クロスエクスチェンジ)」にて近々、FX機能が搭載される事になりました。
実際どのような仕組みになるのか、さくっと分かりやすく説明していきます!
FXとはそもそもどういう仕組み?
FX(Foreign Exchange)とは外国為替証拠金取引の略です。
仕組みはいわゆる「てこの原理」を利用した取引です。
つまり、少額の資金で大きな金額の取引を行う事ができる取引です。
ドル円で説明しましょう。
現在(5月6日現在)1ドル約110円で推移しています。
10,000ドル購入した場合、日本円で110万円(110円×10,000)掛かります。
一方FX取引では、110万円より少額の資金で取引ができます。
少額の資金とは、レバレッジによって変わります。
レバレッジとは?
レバレッジ(leverage)とは日本語で「てこの作用」という意味です。
FXでのレバレッジとは簡単に言うと「少ないお金を担保に大きなお金を借りる」というイメージでよいかと思います。
そしてFXのレバレッジは1倍~最大25倍までと決められています。
レバレッジ1倍とは、110万円のお金を110万円で取引するという意味合いです。
普段の生活ではこのレバレッジ1倍で暮らしていると言えます。
ではレバレッジ2倍とはどういう状況かというと、110万円のお金を55万円で取引するという意味になります。
つまり、本来必要なお金の2分の1でOK!という事です。
この理屈でいうと、レバレッジ5倍は22万円の取引、10倍は11万円の取引となります。
そしてレバレッジ25倍だと44,000円の取引となります。
(※FXのレバレッジは最大25倍までと法律で決まっています。)
凄いですよね。たった44,000円で110万円の取引ができるわけです。
ただし、いい話ばかりではなくデメリットもあります。
レバレッジのデメリット
レバレッジのメリットは「資金効率の良さ」という事は分かっていただけたかと思います。
ではデメリットはどういったものがあるのでしょうか。
結論をいうと「ハイリスク」という事です。
たとえばレバレッジ25倍で取引をした例で説明しましょう。
ドル円が1ドル110円のとき10,000ドルを購入する場合、44,000円の日本円が必要ですよね。
そして1ドル110円が109円に下落した場合、元手の44,000円はどうなるかというと…。
【−1円×10,000(ドル)=−10,000円】
つまり、44,000円が34,000円になってしまうという事です。
4円下落して1ドル107円になると、元手の44,000円は、たったの4,000円(4万円のマイナス)になってしまいます。
因みに、レバレッジ1倍で同じようなケースの場合はどうでしょうか。
損失は同じですが、元手110万円に対して4万円のマイナスとなります。
この仕組みをよく分からないまま、多額のお金でFX取引をしてしまうと「えっ?こんなに損失が大きいの!?」となってしまいます。
もちろん利益となれば「ハイリターン」ですが、FXは原則「ハイリスク・ハイリターン」である事を肝に銘じて、資金配分にはくれぐれも気をつけましょう!
クロスエクスチェンジでFX取引ができる
クロスエクスチェンジはアゼルバイジャン共和国にて、2018年11月にオープンした暗号通貨取引所です。
取引通貨種類は現在(2019年5月6日現在)19種類あります。※BTC建て
この取引所の特徴としては、取引所独自のトークンXEX(ゼックス)を発行しています。
そして、このXEXをユーザーが保有していると、様々な特典や権利を得ることができます。
詳しくはこちらの記事:「クロスエクスチェンジとは」
XEXでFX取引ができる
現在(2019年5月6日)XEXは、1XEX=17円前後で推移しています。
通常、10万XEXを購入する場合、日本円で170万円が必要となります。
ですが、レバレッジ10倍だと17万円、20倍だと85,000円で10万XEXを購入する事ができます。
ただし、前述したとおり「ハイリスク」な取引なので、資金配分には十分な注意が必要です。
では仮に、100万円のお金を用意して、FXで10万XEXを購入したとしましょう。
この場合、17万円を使っているわけですので、83万円が残ります。
1XEX17円が1円下がるたびに、10万円のマイナスがでます。
-1円×100,000(XEX)=-10万円
つまり、100万円で許容できる範囲としては、-8.3円(ー83万円)までとなります。
1XEX=8.7円以下になってしまうと、お金が足らなくなってしまうという仕組みです。
現物取引とちがい、FX取引の場合は損失が一定以上まで膨らむと、お金を追加しなければなりません。
追加しないと強制決済となってしまいます。
FX取引は空売りができる
FXには現物取引にない空売り(ショートポジション)があります。
空売りとは、一言でいうと差損益計算が通常と逆の取引です。
つまり値段が下がればプラス、上がればマイナスになるわけです。
(例) 1XEX=17円のときに10万XEX空売り(ショートポジション)を保有
1XEX=16円に下がった場合(1円×10万XEX=10万円)10万円のプラス。
逆に1XEX=18円に上がるとー10万円となります。
通常のFX(外国為替証拠金取引)の場合、ロングポジション(買い)は、為替差損益とは別に金利が付与され、ショートポジション(売り)は金利がとられます。
XEXには金利の概念はありませんが、もしかするとショートポジションに、手数料還元に対して何らかの制限があるかもしれません。
公式の発表があるまではなんともいえませんね。
いずれにしても、ロングとショートを使い分ける事によって、暴落に対する選択肢は増え、出来高も大幅に増える事は間違いないかと思います。
まとめ
ビットコインや他のアルトコインもそうでしたが、FX機能が実装されると、取引量が大幅に増加します。
XEXの場合、保有していると取引所に対する手数料がユーザーに還元される仕組みですから、ユーザーにとってはFXの実装は大きなメリットになります。
短期間の投機目的の取引も増えるかと思いますが、取引量が増えればユーザーにとっても受ける恩恵が大きくなることが予想されます。
少なくとも取引所の発展、ユーザーの増加に繋がるかとは思いますね!
FXの実装を楽しみに待ちましょう!
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