
石川県七尾市は、能登半島の中央部に位置する市です。富山湾と七尾湾に面し、能登島を有しています。能登地方の中心都市であり、歴史と文化、自然が豊かな観光地です。
宿と古道具iyoooがある七尾市木町は、七尾市の中心部に位置する町です。近くには、七尾城跡や和倉温泉、一本杉通りなどの観光スポットがあり、多くの人が訪れるエリアです。
木町の隣の一本杉通りは、600年以上の歴史があり、加賀藩の街道として栄えた通りです。現在は、50店舗ほどのお店が建ち並び、主に寄棟造りの町家で、いくつかは国登録有形文化財に指定されており、当時の面影を残しています。
宿と古道具iyooo(いよう)は、古き良き街並みに馴染むような外観が特徴であり、隣に佇む古民家カフェICOUとの風景が見事に調和しています。もともとこの場所には古い蔵が立っていたようですが、新しく建て直し、その姿も現代風に生まれ変わりました。
父の想いが詰まった宿
iyoooのコンセプトは「古道具と過ごす宿」。
大工のお父さんによって製作・修理されたテーブルや家具がゲストハウス内に配置されており、そこには古き良き時代の趣が色濃く残っています。まるでショールームのような独特な雰囲気を持つこの宿では、古道具が現代に息づいています。

金沢美術工芸大学の学生がプロデュース
実は、iyoooのウェブサイトや宿のプロデュースは金沢美術工芸大学の学生によって行われています。これらの学生は独特の才能を持ち、その創造力と感性は本当に素晴らしいものでした。

宿に設置されている設備にも美大生の工夫が凝らされています。ネジや釘を使用せずに取り外し可能なタオル掛けやハンガーが設けられ、宿を傷つけることなく利用できるようになっています。
宿の見どころ
宿の見どころを大工のお父さんから聞きました。
① 天井は高さを出すためにスケルトン天井を採用

- 昔ながらの田舎の家を思わせる、開放感あふれるダイナミックな天井が特徴です。屋根裏部屋の寝室はログハウスや北欧の家を彷彿させ、和と洋、新と古が織りなす不思議な空間となっています。
② 壁は漆喰をメインに使用

- 漆喰は天然素材の断熱材として高く評価されており、この宿では主に漆喰が使用されています。
③ 渡り廊下には古い日本の蔵の引き戸を利用

- 桧でできており、かなりの重量があるそうです。高級感漂う引き戸が使用されています。古き良きものを現代に引き継いでいます。
④ 看板と建物の周囲に置かれている石

- この土地に古くからあった石で、おそらく蔵の基礎にも使用されていたものだということです。
新築の建物でありながら、昔の技術や建築材料を使用した和モダンなゲストハウスは、昔の文化や先人の遺産に触れる素晴らしい機会となることでしょう。様々な工夫が凝らされており、訪れるたびに新たな発見が待っている魅力的なゲストハウスです。
友人や家族との能登旅行の際に是非利用してみてください。
宿と古道具iyooo
〒926-0808
石川県七尾市木町1−1−2
0767-57-5809
090-1269-9111
JR七尾駅より徒歩15分
敷地内無料駐車場1台 正面玄関前
チェックイン 15:00
チェックアウト 11:00
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